【シリーズ目次】
* 第5回:思春期や更年期と自律神経の深い関係(本記事)
こんにちは。
これまでの連載で、自律神経の乱れがいかに体に「硬さ」として現れるかをお話ししてきました。
今日は、これまでに40~50代のクライアント様の多くが直面していた
「更年期」と自律神経の関係について、少し深く掘り下げてみたいと思います。
「急に顔が熱くなる」「夜中に何度も目が覚める」「イライラが止まらない……」
更年期に現れるこうした症状は、実はホルモンそのものの影響以上に、自律神経の混乱が大きく関わっています。
女性ホルモンを出す指令と、自律神経をコントロールする指令。
更年期に入り、ホルモンの分泌が急激に変化すると、お隣さんである自律神経のセンターまで巻き添えを食らい、パニックを起こしてしまうのです。
この時期は、いわば人生の「激しい季節の変わり目」。
これまでの「頑張るための自律神経」から、これからの「穏やかに楽しむための自律神経」へと、バトンを渡している最中なのです。
更年期のことは割と知られていますが、私は多くお子さんのお話を伺っているうちに、思春期でも同じようなことが起きていることに気が付きました。
考えてみれば、ホルモンの分泌が急激に変化するという意味では思春期も同じですよね。
ただ、思春期の場合は、ホットフラッシュなどはありません。
身体が急激に発達するいっぽうで、自律神経のコントロール機能の成長が追いつかないことや
性ホルモンの分泌が活発になることで、自律神経の司令塔の役割をしている視床下部という部分に負担がかかることなどが一因です。
また、感情をつかさどっている大脳辺縁系が発達する一方、感情を制御する前頭前野や未熟な状態また、脳の発達のアンバランスで、不安やイライラを感じやすくなり。それが自律神経に負荷をかけることなども原因となります。
その結果、朝が起きられない、夜寝つけない、いくら寝ても眠い、急激な落ち込み、起き上がれない、頭痛、吐き気などの症状がでたり、起立性調節障害と診断されるお子さんもいるようです。
次回は、そんな揺らぎの時期をどう乗り越えていくか。
「Kukuri」が大切にしているケアの考え方をお伝えしまね。
